一時期大ブームになったデトックスですが、ブームが落ち着いた現在でも、多くの方が積極的に取り入れています。そんなデトックスですが、どのような方法があるのでしょうか。体内からデトックスする方法を中心にご紹介します。
デトックスとは?
デトックスとは、体内に貯まってしまう老廃物や毒素を外に出すことです。デトックスで「毒」と言われるものは、複数に分けられます。体内に入るだけでも危険な化合物、過剰に摂取すると体に良くないもの、そして人によってアレルギー反応が起きてしまうものの3つです。
また、体内で不要になったものは、体の様々な部位から排出されます。そのため、デトックスしたいものがどのようなことをしたら効果的か、どのルートで排出されるのかを考えながらデトックスをする必要があります。
体内から改善するデトックスの方法
体内で不要になったものの排出先は、食事や飲み物の場合体内で代謝され、その代謝で不要になった老廃物が排泄物として外に出されます。
運動をすると汗をかくことが多くあります。その「汗」も体内で不要になったものの排出先のひとつですが、デトックス効果はないと言われています。
読んでいる方の中には、すぐにデトックスを試してみたい方も多いのではないでしょうか。
ここでは食事や飲み物そして運動について、今からできるデトックスの方法をご紹介します。
食事
最初に食事のデトックス方法です。食物繊維をたくさん摂ると体にいいと聞いたことがある方も多いのではないでしょうか。
食物繊維を多く含む食べ物を摂取すると、排泄物からのデトックスに効果的です。
食物繊維は、水溶性と不溶性に分けられます。不溶性の食物繊維は、水分を吸収してふくらむため、腸の動きを活発にさせる効果があるため腸の汚れも一緒に排出します。一方で水溶性の食物繊維は、毒素を吸収する働きがあります。どちらもお通じが良くなると言われています。
普段お腹が張って苦しい方などは、ぜひ食物繊維が多く含まれている食材を選んでみてください。
飲み物
一時期デトックスウォーターが流行していた記憶がある方も多いのではないでしょうか。デトックスウォーターは効果があると言われることがありますが、科学的な根拠はなく効果が立証されていないのが現状です。
デトックスウォーターでなくとも、お水でも十分デトックスできますので、こまめに水分を摂るようにしましょう。
他にもデトックスの飲み物としてお茶が知られています。
緑茶や麦茶、ウーロン茶などお茶と言っても様々ありますが、そのお茶によってデトックス効果が変わります。
ウーロン茶はポリフェノールが含まれているため血液をさらさらにし、緑茶はカリウムが含まれているためむくみの原因のひとつとなる水分の蓄積を防ぎます。特にむくみを取ることはデトックスですので、関連がないと思われがちな効果でも間接的に関係があるといえます。
しかし、それぞれ血液のめぐりに影響が出ますので、飲み過ぎないように注意が必要です。
運動
運動をして汗をかくこともデトックス効果が期待できると思われがちです。
汗をかくときに、運動をしていない方は臭いやすいという話は聞いたことある方も多いのではないでしょうか。
汗はデトックス効果が期待できると言われることもありますが、実際には水分が出ただけですので運動後に水分補給をすれば運動前と変わりません。
しかし、運動をすると代謝がよくなりますので脂肪が燃焼されやすいため、ダイエット効果があると言えます。
おすすめの食べ物や飲み物は?
では、デトックスをするためにとるべき具体的な食べ物や飲み物はどのようなものなのでしょうか。
おすすめのものを4つに分けてご紹介します。
お水
お水を飲むと代謝をスムーズにする効果があるだけでなく、お通じを促す効果があります。
お通じがなかなかスムーズになりにくい方は、水分不足の場合も少なくありません。
積極的にお水を飲むことも大切ですが、飲み過ぎてしまうと胃に負担がかかったり水毒症になる恐れもあるため注意しましょう。
腸内環境が良くなるもの(サツマイモやキャベツ)
食物繊維の中でも水溶性の食物繊維は、善玉菌を増やす働きもしていますので、腸内環境を整える効果があります。サツマイモやキャベツが当てはまります。苦手な方が比較的少ない食材ですので、取り入れやすい点もメリットにあげられます。
他にも納豆や味噌などの発酵食品は、善玉菌を増やして悪玉菌を減らす食材です。善玉菌だけでなく悪玉菌も意識したい方は、合わせて摂るといいでしょう。
海藻類
海藻類は、わかめが食物繊維を多く含むことは多くの方がご存じかと思いますが、わかめよりも多く食物繊維を含んでいる海藻類は、粉寒天と干しひじきです。水溶性食物繊維は、血中コレステロールを下げる働きもありますので、一石二鳥です。
野菜
お通じがよくなる不溶性の食物繊維が多く含まれる食材は、ブロッコリーやごぼう、インゲンやきのこ、大豆などの豆類があげられます。
特にごぼうは、オリゴ糖が含まれる食材で大腸にしっかりと届く数少ない糖のひとつですので、よりおすすめです。
今日から食事を見直そう!
それぞれの食材や飲み物は、値段も高くなく普段の食事にすぐ取り入れやすいものばかりです。食事に取り入れやすい食材ばかりですので、ぜひ普段から意識してみるといいでしょう。