振り返ってみると私は、高校生の頃から肩こりに悩まされていました。
パソコンをいじるのが好きだった、運動を好んでするタイプじゃなかった、姿勢があまりよくない……など、今でも変わらない要因が多いんですが、デスクワークをしていることもあり、現在進行形で肩こりが辛い。長年肩こりと付き合っています。
姿勢を正したり、ある程度時間が経ったらストレッチをしたり、意識的に気をつけて生活はしているのですが、「肩こりが辛くて辛くてしょうがない! 」というときには、お灸でケアをしています。
簡単セルフお灸で肩こりケア
お灸の歴史は古く、中国では2000年前から医術として使われていたそう。
ツボを温めることで血行が改善され、肩こりや眼精疲労、腰痛など、体の不調に働きかけるのがお灸です。東洋医学の力を借りて、めぐりの改善を目指そう~ということですね。
しかしながら、お灸というと、なんだか本格的でハードルが高く感じませんか? 大丈夫です。今どきのお灸はずいぶん進化しており、「熱くない! 」「貼るだけ! 」といった手軽なタイプが販売されています。好きなときに自宅で、セルフでお灸ができるんです!
お灸を続けたら肩こりがずいぶん楽になったというお話も聞いたことがあるので、「お灸」はなかなか侮れません。
ということで、セルフでできるおすすめの「せんねん灸」についてご紹介していきます!
肩こりにお悩みの方は、ぜひお灸を試してみてほしいです。
ドラッグストアでも買える「せんねん灸」のお灸
私が「せんねん灸」に出会ったのは、銀座を歩いていたときのこと。
明るく開けた路面店なので、「なんだろう……? 」とふらっと入っていったのが出会いでした。
店員さんにお話を聞くと、専門的なイメージが強かったお灸を一気に身近に感じました。
そこで、お灸に慣れていない方におすすめですよ~と、あまり温度が上がらない「はじめてのお灸moxa」をお試しさせてもらいました。
温熱レベルは5段階中、一番低いレベル1。じわ~っとほんのり温かくて、心地良い。50個入りで税込1,100円なので、はじめてでも買いやすいお値段!
試して気に入ったので、その場で購入したのですが、それからず~~っと愛用しています。
「はじめてのお灸moxa」は火を使うタイプなので、もっと手軽に使えるものがお好みの方には「火を使わないお灸」がおすすめです。
中は、ひとつずつ取って使うタイプ。
表と裏、両面のシールをはがすと、じわじわと温かくなってきます。
ツボにペタッと貼るだけ! 自由に動けるのも「火を使わないお灸」のいいところです。
「火を使わないお灸」は、12個入りだと税込1,331円。火を使うタイプに比べて手軽な分、値段が高いですが、肩につけるのにぴったりだし、とにかく使いやすいので好んで愛用しています。
せんねん灸のお灸は、ドラッグストアでもよく見かけるので、ぜひ近所をチェックしてみてください!
ちなみに、私ががよく行くドラッグストアでは「火を使わないお灸」だけ取り扱いがあります。通販で何でも買える時代ですが、やはり近所で買えるのはうれしいメリット。
お灸はここにおく『肩こりのツボ』
肩こりが辛いとき、私は「合谷(ごうこく)」と「肩井(けんせい)」というツボにお灸をおいています。
合谷(ごうこく)
親指と人さし指の間にあるツボ。
万能のツボと言われていて、肩こりや頭痛、眼精疲労、生理痛や風邪、はたまた精神安定などに効果的なんだそう。何か不調を感じたらとりあえず押さえておけ! というツボです。
肩井(けんせい)
首の付け根と肩先の中央を結んだ部分にあるツボ。
肩や首のこり、頭痛や寝違えなどに。肩こりに悩む人、全員におすすめされるツボです。お灸をしないときも「肩、首、ツライ! 」と感じたらググっと押してみましょう~!
私の場合、この2つは毎回お灸をすえるので、すぐに覚えました。
そのほかのツボもネットで検索すれば簡単に調べられるし、せんねん灸のホームページでもおすすめのツボが紹介されています。自分の体に合ったツボを探してみてくださいね。見ているだけでも楽しいし、本当に奥が深いです……!
お灸で癒やし時間を
せんねん灸ではじめてお灸を買うときに不安だったのが「お灸、ちゃんとツボにおけるかな……?」ということ。せんねん灸の店員さんに相談しましたが、お灸の場合は大きくツボを外していなければまったく無意味ということはないそう。
私の場合、「このへん? 」というあたりを押してみて、一番心地良さを感じた部分にお灸をすえるようにしています。
風邪のひきはじめでやや不調を感じていたとき、分からないながらも試しに合谷にお灸をすえてみたら、翌朝にはケロッとしていたことがあります。
お灸のおかげかどうかは断言できませんが、そのとき「お灸ってスゴイ。ツボってスゴイのかも……!? 」と感動しました。
夜にお灸をすえていると、癒やしにもなります。疲れを感じたときは、寝る前にお灸をすえて、じんわり温かさを感じながらぼーっとする。とっても贅沢な癒やし時間になります。
手軽に、かつ簡単にはじめられるので、ぜひ皆さんもセルフお灸を試してみてください。