[現役看護師の健康コラム]新入学・新社会人の一人暮らしに揃えたい!看護師おすすめの健康管理グッズを予算別に紹介

もうすぐ4月。新入学・新社会人となり、一人暮らしを始める人も多いでしょう。「新生活に必要なものってなんだろう?」と探している人に、ぜひ購入を検討して欲しいものがあります。それは「健康管理グッズ」です。コロナ禍で迎える新生活で、いざというときに困らないための看護師おすすめグッズと、実際に看護師が備えている健康管理グッズを紹介します。

目次

予算1000円以内 最低限備えたい人

予算1000円以内で、最低限揃えたい人は以下の5品がおすすめです。

  • 体温計
  • マスク
  • 手洗い石鹸
  • 手指消毒薬
  • 絆創膏

できるだけお金をかけたくない人、最低限備えたい人には、100円ショップとネットショップの活用がおすすめです。

まず絶対に揃えたいのは「体温計」です。

コロナ禍では、出勤前に毎日体温を測定し報告しなければならない職場も増えています。新型コロナウイルス感染症に罹患したときも、体温計は必須アイテム。予算にかかわらず、必ず購入しましょう。

ネットショップで検索すると、500円前後のお手頃な価格の体温計が見つかります。

そのほかに、100円ショップで揃えておきたい健康管理グッズは、マスク・手洗い石鹸・手指消毒薬・絆創膏です。コロナ禍ではマスクは必須アイテムです。ウレタンマスクの使用NGの職場もありますので、不織布マスクを購入しましょう。

手洗い石鹸や手指消毒薬も、新型コロナウイルス感染症の予防には必須アイテム。自宅にコロナウイルスを持ち込まないためにも、揃えておきたいアイテムです。

料理でけがをしたり、慣れないビジネスシューズで靴擦れを起こしたりと、新生活は何かとけがをしやすい時期です。応急処置ができるように、絆創膏は揃えておきたいですね。

最低限揃えたい人はこの5つがおすすめです。

予算3000円以内 しっかり備えたい人

次は、予算3000円以内でしっかり揃えたい人におすすめの健康管理グッズを紹介します。

予算1000円以内で紹介した、体温計・マスク・手洗い石鹸・手指消毒薬・絆創膏と併せて以下の5品の購入を検討してください。

  • 体重計
  • 頭痛薬
  • 風邪薬
  • 胃腸薬
  • かゆみ止め

体重計は健康管理に欠かせないアイテムです。

一人暮らしを始める人も多く、外食やコンビ二弁当・スーパーのお惣菜など、食生活が偏る人も少なくありません。また、ストレスや忙しさで食べ過ぎたり、食べれなくなったりしやすいのも新生活の特徴です。体重計を購入し、適正体重が維持できるようにしましょう。

頭痛薬・風邪薬・胃腸薬は、ドラッグストアで比較的安価で購入できます。それぞれの薬を購入するポイントは以下です。

頭痛薬・・・生理痛や歯の痛み、発熱にも効果が期待できる「消炎鎮痛剤」がおすすめです。

風邪薬・・・咳や鼻水など特定の症状に効くものよりも「総合感冒薬」がおすすめです。

胃腸薬・・・胸やけ・胃もたれ・消化不良や下痢止めなどさまざまな種類がありますが、胃にも腸にも効く胃腸薬が市販されています。

最近は一人暮らしの人向けに、5〜10回分の少量タイプも販売されています。どの薬も種類が豊富にありますから、購入を迷うときは薬剤師に相談してください。

また「かゆみ止め」もぜひ購入してください。虫刺されのかゆみを我慢するのは難しいですし、搔き壊すと化膿したり色素沈着になったり、思わぬ皮膚トラブルを招くこともあります。きれいな肌を保つためにも、かゆみ止めを購入しましょう。

予算5000円以内 ちょっと奮発したい人

最後は、予算を大幅にアップして5000円。ちょっと奮発したい人におすすめの健康管理グッズを紹介します。予算1000円・3000円の商品に追加して、購入を検討してください。

まずは、体温計をランクアップしましょう。

女性におすすめの体温計は基礎体温も測定できる「婦人体温計」です。健康管理だけでなく、生理周期も把握できるからです。

そのほかには、以下の健康管理グッズがあります。

  • 爪切り
  • 綿棒
  • 消毒薬
  • 湿布
  • アイスノン

爪切りや綿棒は健康管理だけでなく「身だしなみを整える」という意味でも重要なアイテムです。

けがをしたときには、消毒薬や湿布薬があると安心ですね。また、熱が出たときにはアイスノンが活躍します。やけどや熱中症でも使えますので、冷凍庫に1つは入れておきましょう。

予算が5000円あれば「市販の救急セット」を購入する方法もありますが、あまりおすすめしません。使用しない物も多く使用期限が切れたり、劣化してしまって破棄したりすることがあるからです。自分に必要なものを、予算に併せて購入する方が無駄がありません。

「看護師の一人暮らし」で備えている健康管理グッズを紹介

筆者が一人暮らしを始めたときに、まず揃えた健康管理グッズを紹介します。

  • 爪切り
  • 綿棒
  • 絆創膏
  • 頭痛薬
  • 体重計

一人暮らしをはじめた頃はお金もなかったため、最低限しか揃えられませんでした。また、今は必須アイテムでもあるマスク・手指消毒薬・体温計は、コロナ前の一人暮らしでは持っていませんでした。

現在は、記事で紹介した健康管理グッズ15品をすべて揃えています。一人暮らしをしていると「コレは必要」というものが出てきますので、その都度揃えていくと良いでしょう。

現役看護師からのアドバイス

新生活をはじめる一人暮らしの方に備えてほしい、いざというときのための健康管理グッズを紹介しました。一人暮らしの場合には体調を崩したり、けがをしたりしても自分で備えておかないと困ってしまいます。新生活で揃えるものといえば、家具・家電というイメージが強いのですが、いざというときに困らないように、予算に合わせて少しずつ健康管理グッズをそろえていってくださいね。

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この記事を書いた人

看護師 保健師 糖尿病療養指導士
大学看護学部卒業後、小児・内分泌・循環器科で勤務。看護師として働きながら、知識と経験を活かし、医療ライター・監修者として活動中。

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