香りを楽しんだりお茶として飲んだりもできる「ハーブ」は、体にいいというイメージがありますよね。
しかし、日常生活に取り入れたいと思っても、続けられる方法がどれなのかわからないと悩む人もいるのではないでしょうか。
健康のためにハーブを楽しむには、一つの方法にこだわらずいろいろな取り入れ方を試すのがポイント。
今回はハーブを日常生活へ取り入れる方法とともに、その種類と期待できる効果を紹介するので、ぜひ参考にして健康的な日常を送りましょう。
ハーブにはいろいろな種類がある!期待できる効果もたくさん
ひとくちに「ハーブ」といっても実にさまざまな種類があり、期待できる効果はそれぞれ違っています。
健康のために取り入れるのであれば、自分の悩みの解決をサポートしてくれそうな効果が期待できる種類を選ぶのがポイント。
代表的なハーブを10種類、効果とともに説明しますので、自分はどれを楽しみたいのか考えながらチェックしてみてくださいね。
種類と期待できる効果
・ラベンダー・・・気持ちをリラックスさせる、緊張を和らげる、など
・レモングラス・・・殺菌効果、風邪の予防など
・カモミール・・・腹痛や生理痛の緩和など
・オレガノ・・・食欲を促進させる、殺菌・鎮静効果など
・ジンジャー・・・血行を促進させる、汗を出しやすくする、食欲を促進させる、など
・ローズヒップ・・・抗酸化作用、鎮静効果、利尿作用など
・ローズ・・・収れん、腸の調子を整える、抗炎症など
・エルダーフラワー・・・抗ウイルス、抗炎症、粘液をきれいにする、など
・ローズマリー・・・血液の流れをよくする、抗酸化、収れんなど
・ペパーミント・・・ものを腐りにくくする、利尿作用、食欲を促進させる、など
初心者でもOK!ハーブを日常生活に取り入れる方法
体のお悩みの解決をサポートをしてくれるハーブは、ぜひ毎日の生活に取り入れて楽しみたいもの。
とはいえ少し香りが強めなので、一般的な調味料のように簡単には取り入れにくいのでは、と感じている人もいるかもしれません。
でも大丈夫。初心者でも取り入れられる方法はたくさんありますので、その中でもおすすめの方法を5つ紹介します。
ハーブティーとして飲む
ハーブは体の中に取り込むことで、香りを楽しむよりもダイレクトに体へアプローチしてくれます。
ハーブティーとしてなら、休憩時間やおやつの時間などに飲めるので、初心者でも気軽に楽しめるのではないでしょうか。
自分で育てたものを市販の紅茶などに入れてもいいですし、ハーブが入ったティーパックを買ってくるのもよいでしょう。お気に入りの種類のティーを見つけて、毎日のティータイムをより楽しいものにしてみては。
料理やお菓子に入れる
ドリンクだけでなく料理やお菓子とも相性がよいハーブ。スパイス的にちょっとだけ入れてもいいですし、香りを思いきり楽しむのもありです。
たとえば、オレガノはパスタやミネストローネなど、トマト系の味と相性がバツグン。料理が完成したあとに、パパッとふりかけるだけでもオレガノ独特の香りが楽しめます。
もっと身近なもので言うとジンジャーでしょうか。ジンジャーはすりおろしてお湯で溶かし、少しだけはちみつを加えれば「ジンジャードリンク」の完成。細かく刻んでお鍋料理やスープに入れるのもおすすめです。
香りを楽しむ
芳香剤や香水など、ハーブの「香り」そのものを楽しむのもいい方法。家で育てる場合は摘み取ったものを乾燥させ、通気性のよい袋に入れれば「ポプリ」のできあがり。
風通しのいい場所や寝室、下駄箱、車の中など、素敵な香りに包まれたいと感じるところに置いてみましょう。
市販のものですとハーブのエキスが入った精油が手軽ですので、ハンカチや精油専用のストーンなどに数滴垂らして香りを楽しんでみてはいかがでしょうか。
入浴剤として使う
気持ちをリラックスさせたいのなら、入浴剤として使うのがおすすめです。お風呂に入れる場合は、葉をそのまま湯船に浮かせるより、精油を数滴垂らすほうが香りを楽しめます。
リラックス効果を期待するなら「ここちよい」と感じる香りを選びましょう。発汗作用があるものを選ぶとデトックスも期待できます。
化粧水に入れる
美肌を目指したい人にぴったりなのが、ハーブ入りの精油を少しだけ精製水に混ぜる使い方です。
抗酸化作用がある精油を入れれば、加齢にともなうお悩みに、鎮静作用があるものなら肌あれにアプローチしてくれる化粧水が作れます。
入れる量は精製水45mlに対して精油は2〜3滴。さらにエタノールを5ml入れ、光の影響を受けない遮光ビンで保管しましょう。手作りの化粧水で、美しく輝く肌を手に入れてみてはどうでしょうか?
ハーブを日常に取り入れるときの3つの注意点
ハーブを日常に取り入れるときは、以下の3つの点に注意してください。
ハーブを楽しむときの注意点
・香りがきつくなりすぎないように
・一度に大量に摂取しない
・アレルギーがある人は注意
ハーブは香りが強めの植物ですから、使うのはほんの少しの量で十分です。多すぎると香りがきつすぎて気分が悪くなる可能性があるので注意しましょう。
また、体にいい影響を与えるものでも、とりすぎは体に毒です。ハーブティーなら1日3回まで、料理に入れるなら少量入れたものを1日2〜3回までにしておいてください。
食品アレルギーがある人は万が一のことを考えて、飲んだり食べたりしてもよいのか医師に相談しておくことをおすすめします。
まとめ
ハーブはいい香りを楽しむだけでなく、ティーとして飲んだり食事のスパイスとして楽しんだりもできます。
自分の悩みや求める効果にあわせて種類を選び、楽しみながら心身ともに元気な生活を目指しましょう。