寒暖差で頭痛が起こる?痛くなる前・後にやっておきたい2つのこと

「春や秋など朝と夜の寒暖差が激しい時期になると頭痛が起こる」と悩む方は少なくないはずです。

頭痛が起こる原因は肩こりや風邪などさまざまですが、寒暖差も関係があるのでしょうか?

今回は寒暖差と頭痛の関係と、頭痛を防ぐための方法などについてご紹介します。季節の変わり目に頭痛が起こりやすい方はぜひ参考にしてください。

目次

寒暖差で頭痛が起こるのはなぜ?どんな痛みか特徴はある?

風邪や肩こり、眼精疲労などの疾患がないにも関わらず、季節の変わり目に頭痛が起こるのはなぜなのでしょうか?原因と痛みの特徴について説明します。

気圧の変化により自律神経が乱れるのが主な原因

寒暖差が激しい時期は気温だけでなく「気圧」の変化も激しくなっています。気圧の影響で血管が拡張しすぎてしまうと、脈を打ったように、または締め付けられるように「ガンガン」「ズキズキ」と感じる頭痛が起こるのです。

春や秋などの季節の変わり目は、常に気温・気圧が不安定なため、自律神経が乱れて血管の拡張をコントロールしにくくなります。そのため、血管が拡張したままになり、頭痛が長引いてしまうのです。

気象病や寒暖差疲労が原因の可能性も

季節の変わり目に起こる頭痛は寒暖差だけが原因ではありません。気候や天候の変化によって頭痛が起こる「気象病」や、寒暖差によって体に疲労が溜まってしまう「寒暖差疲労」が頭痛を引き起こすこともあります。

気圧の変化によって内耳にあるセンサーが過剰に働いてしまい、自律神経が乱れて頭痛が起こるのが気象病。寒暖差が激しい時期は気圧も変化しやすいので、気象病と寒暖差のダブルパンチで頭痛がひどくなる方も少なくありません。

寒暖差により体に疲労がたまると、自律神経が乱れやすくなるので頭痛につながります。このように季節の変わり目に起こる頭痛は、多くが「自律神経の乱れ」に関係していることがわかるでしょう。

寒暖差による頭痛を防ぐための2つの方法!

寒暖差による頭痛が起こると仕事に集中できなくなったり、楽しみにしていたお出かけも中止にしなければならなかったりするので、なんとか防ぎたいと思うはずです。ではどうすれば寒暖差による頭痛を防げるのでしょうか?

規則正しい生活を心がけて自律神経の乱れを防ぐ

まず寒暖差による頭痛を防ぐために、「寒いと感じたら上着をはおる」「暑いときは薄着にする」など、衣服で調節をしてください。

しかし、気温というのは自分でコントロールできないものですから、衣服で調節するだけでなく、ほかの要因で自律神経を乱れさせないようにすることも大事なのです。

自律神経は寒暖差だけでなく、不規則な生活でも乱れます。逆に言えば規則正しい生活を心がければ、自律神経の乱れを防げるということです。

規則正しい生活を送るためのポイントは、

  • 毎日同じ時間に起床、就寝する
  • 朝、昼、夜の3食を同じ時間に食べる
  • 適度な運動を毎日行う

となります。

「規則正しい」とは、生活リズムを正すことです。たとえば平日は7時に起きて23時に寝る生活を送っていても、土日になると毎週夜更かしをしてお昼過ぎに寝ているなら、土日で生活リズムが狂ってしまいます。

30分〜1時間程度のズレなら良いですが、それ以上ズレると生活リズムが不規則になり、自律神経が乱れやすくなるので注意しましょう。

食事も栄養のあるものを、1日3食、できるだけ同じ時間に食べることを心がけてください。特に朝ごはんは食べない方も多いかもしれませんが、朝食を抜くと体が目覚めにくくなったり、お腹が空いてお昼まで待てずに中途半端な時間に食事をとってしまったりします。食欲がなくても、ヨーグルトやスムージー、バナナなどを少しでも良いので口にするようにしましょう。

また、夜ぐっすりと眠るには、適度に体が疲労を感じていないといけません。20分程度のウォーキングでも良いので、生活の中に運動を取り入れてみてください。

頭痛が起こる原因になるものを取り除く

寒暖差で自律神経が乱れているときに、頭痛が起こりやすい行動をとると、頭痛が起こる可能性をあげてしまいます。

たとえば肩こりしやすい方が「寒暖差が激しい時期に長時間パソコンに向かうと頭痛が起こることが多い」という悩みを抱えているとします。

この場合、寒暖差により頭痛が起こりやすい状態になっているところに、肩こりが加わることで、頭痛が起こるリスクが上がるということです。「寒暖差が激しい時期はいつもより長めにパソコン作業しただけで、頭が痛くなってしまった」というのはこのことが関係しています。この場合、パソコンの作業をするときに1時間に1回休憩をとるだけでも頭痛は防げるでしょう。

このように、寒暖差が激しいシーズンは、寒暖差を防ぐ行動だけでなく、頭痛を起こりやすくする寒暖差以外の原因を取り除くことも必要となってきます。頭痛が起こったときに気になる点をメモしておいたり、どんなときに頭が痛くなるかを考えてみると症状の予防につながるでしょう。

しまった!寒暖差による頭痛が起こってしまったときの対処法

もし寒暖差による頭痛が起こってしまったら、

  •  痛みが強い場所を冷やすかあたためる
  •  温度差が大きくならないよう衣服で調節
  •  室内と屋外の気温差に注意する
  •  無理をしないで頭痛薬に頼る

いずれかの方法を試してみましょう。

冷やすかあたためるかどちらが効果的かは個人差があるので、どちらも試してみて、痛みが治ると感じるほうを試しましょう。

室内と屋外の気温差については、衣服で調節してください。秋に寒さを感じたときは、カイロなどを使っても良いかもしれません。

まとめ

頭痛は風邪や肩こり意外に寒暖差が原因でも起こるものです。「頭が痛くなったら薬を飲む」という方法も悪くはないですが、薬は体に負担を与えることもあるので、まずは予防のためにできることをやっておくのがおすすめ。自律神経を乱れさせない生活を心がけ、つらい頭痛から開放されましょう。

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この記事を書いた人

ブラック企業にOLとして勤めたのち、Webライターとして独立。得意ジャンルは美容、恋愛、節約、ファッション、オカルトなど。記名記事、専属ライターとして活動するWebサイトは多数あり。

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