気温が低くなる秋から冬にかけては「冷え対策」を行う方は多いでしょう。
体をあたためる方法は数えきれないほどありますが、ハーブを使った料理やお茶も効果的です。
とは言え、どんなハーブを選べば体をあたためる効果を得られるのか、ハーブ初心者ではわからないかもしれません。
今回は冬におすすめの体をあたためるハーブの種類と、おすすめの摂取方法をご紹介します。
体が冷えた状態を放置しておくとどうなる?
体が冷えること自体は病気ではないため「寒いな」「足が冷たいな」と思いながらも、我慢をしてそのまま過ごしている方もいるかもしれません。
しかし、体が冷えた状態を放置しておくと「冷え性」につながる可能性があります。冷え性とは、体の血流が悪くなり毛細血管まで血液が届かなくなることで、手や足が冷たくなる症状のこと。冷え性は季節に関係なく起こります。
体が冷えると血流が悪くなるため、冷えを放置しておくと冷え性となり、一年中手足が冷たい症状に悩まされることになるのです。
冷え性以外にも、しもやけやあかぎれ、だるさや慢性的な疲労感も体の冷えが原因。このように冷えはさまざまなトラブルの原因になるため、寒い、体が冷たいと感じたら、あたためる対策が必要です。
体をあたためるならハーブがおすすめ!どの種類がいい?
ハーブによって体をあたためる場合、どの種類でも効果が期待できるわけではありません。
種類によっては反対に体を冷やしてしまうこともあるので、ハーブの特徴や効能をよく知ったうえで種類を選ぶ必要があります。
と言っても、一つ一つハーブの特徴を調べるのはめんどうと感じるでしょうから、体をあたためる効果があるハーブのうち、おすすめのものをピックアップしてみました。
体をあたためる効果が期待できるおすすめのハーブ
- ショウガ
- カモミール
- ローズマリー
- ルイボス
- リンデンフラワー
- レモングラス
食事のときに使うことが多い「ショウガ」は、実はハーブの一種だったのです。これらのハーブは血行を促進させたり、体温を上げるサポートをしたりする効果が期待できます。
体をあたためるならハーブをどう楽しむのがおすすめ?
体をあたためる効果を得るためにハーブを楽しむときは、通常の楽しみ方とは違うちょっとした「コツ」があります。具体的にどんな楽しみ方がおすすめなのか、ハーブの種類別にご紹介しましょう。
ショウガは食事にいれるかショウガ湯がおすすめ
ショウガはスパイシーな刺激が特徴的なので、お茶よりも食事に入れたほうが摂取しやすいかもしれません。豚のショウガ焼きや野菜を入れたショウガスープ、ショウガとニンニクを使ったお肉料理などが、おいしくショウガが楽しめる代表的なメニューです。
もしショウガの刺激が気にならないのであれば、お湯にすりおろしたショウガとハチミツを数滴混ぜた「ショウガ湯」もおすすめ。あたたかい飲み物はそれだけで体温をあげてくれるので、ショウガとの相乗効果が期待できます。カフェインが入っていないので、寝る前のティータイムにもぴったりです。
カモミールなどはお茶で楽しむのがおすすめ
カモミールやローズマリー、ルイボス、リンデンフラワー、レモングラスは、ハーブティーで楽しむのがおすすめです。
アイスだと余計に体を冷やしてしまうため、必ずホットで飲むことを忘れないでください。こちらもショウガ同様カフェインは入っていないため、寝る前に飲んでも構いません。
自家製ハーブで体をあたためるお茶を作りたい!作り方は?
自宅でハーブを栽培している方は、ぜひ自家製のハーブティーを楽しんでみてください。市販のものよりも手間はかかりますが、そのぶん旨味がアップし、ハーブの新鮮な香り・味を楽しみながら体をあたためられるはずです。
ハーブティーの作り方
- ハーブを水で洗い、軽く水気を取る。
- ハーブを手のひらで軽く潰す。
- ハーブをティーポットに入れてお湯をそそぐ。
- フタをして5分蒸らす。
- カップにそそいで完成。
市販のハーブティーでも体をあたためることは可能
自家製ではなく市販のハーブティーでは、体をあたためる効果が低いのではと思う方もいるかもしれませんが、そのようなことはありません。
ハーブを栽培していない方や、忙しくて自家製は難しい方は、市販のハーブティーを飲んでも効果は期待できます。
市販のハーブティーには茶葉タイプとティーバックタイプがありますので、それぞれ作り方を説明しましょう。
茶葉からハーブティーを作る方法
- ティーポットとカップに沸かしたお湯を入れ、ポット・カップを温めておく。
- ティーポットのお湯を捨て、茶葉を入れる。
- 沸騰したお湯をティーポットに入れ、フタをして5分蒸らす。
- ポットを揺らしながらハーブティーをカップに入れて完成。
ティーバッグからハーブティーを作る方法
- カップに沸かしたお湯を入れて温めておく。
- カップからお湯を取り出し、ティーバックを入れる。
- お湯をそそぎ、カップにフタをして3分蒸らす。
- ティーバッグを取り除いたら完成。
まとめ
体の冷えを放置すると冷え性やあかぎれ、倦怠感などさまざまな不調につながります。
寒い時期は特に体を冷やさない対策が必要で、ハーブで体をあたためる方法は比較的生活に取り入れやすいのでおすすめです。
体をあたためる効能があるハーブにはショウガやカモミール、ルイボスなどがあります。食事やあたためたお茶などで楽しみ、体の内側から冷え対策を行いましょう。