生活のルーティンとも言える「入浴」。みなさんはどのように入浴するのが好みでしょうか?
実は入浴の際に入浴剤を使って汗をかくと、心と体がすっきりする、つまりデトックスが期待できるのです。
とは言え、普段入浴剤を使わない人は、どれを選べば良いかわからないかもしれません。
今回はデトックス効果を得たいときの入浴剤の選び方や、入浴剤を使うときの注意点などについてご紹介します。
お風呂でデトックス効果を得たいときの入浴剤の選び方
ドラッグストアやバラエティショップの入浴剤コーナーへ行くと、数えきれないほど入浴剤が陳列されているので、「どれを選べば良いの?」と迷う人もいるでしょう。
入浴剤で期待できる効果はデトックス以外にも美肌などがあり、中には香りを楽しむだけが目的のものもあります。
適当に選ぶと希望の効果が得られない可能性があるので、ここからご紹介する、デトックス効果を得たいときの入浴剤の選び方を頭に入れておきましょう。
心と体をすっきりさせたいなら発汗作用があるもの
お風呂で汗をかくことで心と体をすっきりさせたいなら、発汗作用がある入浴剤を選びましょう。
パッケージに「発汗作用あり」「発汗タイプ」「汗が出やすい」など、発汗しやすい特徴を持っていることがわかる文言が書いてあるかを参考にすると良いです。
成分で選ぶなら、ジンジャーや唐辛子入りの入浴剤がおすすめ。これらの成分には体温を上げ、発汗させやすい状態を作る作用があるので、心と体のデトックスをサポートしてくれます。
肌のデトックス効果を得たいなら「重曹」入りの入浴剤
入浴剤で毛穴汚れや余分な皮脂を落とし、肌のデトックスをしたいなら重曹入りの入浴剤を選びましょう。
重曹には余分な皮脂・汚れを落とし、化粧水が入りやすい肌環境を作る作用があります。ボディケアを効果的なものにしてくれ、入浴剤入りのお湯を洗顔に使えば、スキンケア効果も高めてくれるでしょう。
重曹のほかに唐辛子やジンジャーも含まれた入浴剤を選べば、心・体・肌の3つのデトックスが期待できます。
敏感肌の人は刺激に注意して
敏感肌の人は入浴剤の刺激に注意しましょう。お風呂に入る時間は10〜15分ぐらいの人が多いと思いますが、たった10分程度でも肌に影響を与えます。
唐辛子系の入浴剤は敏感肌の人が使うと肌がヒリヒリするかもしれないので、少量ずつ試すか、刺激の少ない入浴剤を選びましょう。
デトックス効果を期待するときはお風呂で入浴剤をどう使うべき?
入浴剤の使用でデトックスしようとして、逆に肌や健康に悪影響があっては元も子もありません。ここでは入浴剤を使うときの注意点をご紹介します。
目安量以上を湯船に入れない
お風呂のお湯の量に対してどれぐらい入浴剤を入れるべきなのかは、入浴剤の使用方法の中にきちんと記載されています。
目安量以上を湯船に入れると、汗が出すぎてしまったり肌トラブルを起こしたりする危険性があるので、必ず使用量は守りましょう。
発汗系の入浴剤を使うときは水分をしっかりとる
汗を出やすくさせる発汗系の入浴剤を使うときは、脱水症状を起こさないように、入浴の前後に水分をとることを意識しましょう。
半身浴などのために長時間入浴する際は、入浴の前後だけでなく、入浴中もこまめに水分補給することをおすすめします。
肌に合わないと感じたらすぐに使用をやめる
入浴剤の種類によっては肌に合わない場合もあります。
もし入浴後に、
- 肌がヒリヒリする
- 肌の赤みがひどい
- 肌のチクチク感が我慢できない
- デリケートゾーンがしみる
などの症状を感じたら、肌に合っていない証拠です。
すみやかにお風呂を出て、シャワーでお湯を念入りに洗い流してから、しばらく肌の様子をチェックしましょう。症状が引かないときは念のため皮膚科を受診してください。
熱いお湯に長時間入浴するのは避ける
発汗系の入浴剤を使うときは特に、熱いお湯に長時間入るとのぼせたり、脱水症状になったりする危険性があるので避けましょう。
お湯の温度は38〜42度、連続で入浴する時間は10〜15分を目安にしてください。半身浴の場合の温度は38〜40度でお湯の量を少なくし、20〜30分ごとに休憩を入れましょう。
デトックス効果を得るには入浴剤以外の方法も!
デトックス効果を得る方法は入浴剤の使用以外にもあります。たとえば入浴剤と一緒にハーブや精油を入れると心がすっきりして、睡眠の質にも良い影響を与えてくれるのです。
そのほか、スクラブでかかとやひじ、ひざの角質を落とすと、皮膚がすっきりしてデトックスできます。
入浴中にマッサージを行い老廃物を排出を促す事で、顔やボディをすっきりさせる効果が期待できるのでぜひ取り入れてみてください。
まとめ
お風呂でデトックスするには、入浴剤の使用が手っ取り早いのでおすすめです。
入浴前にサッと湯船に入れるだけで良いので、ぜひ今日から取り入れてみてはいかがでしょうか?
お気に入りの入浴剤が見つかれば、今までは義務的に入っていたお風呂も楽しめるようになるはずです。