食材は旬の時期に食べるのが最も風味が良く、お値段もお手頃です。当たり前ですが、私たちの体は食べ物からできているので、食材にこだわるだけでも美肌に近づけます。
今回は春が旬の食材のうち、美容のために積極的に食べたいものと、おすすめの食べ方をご紹介しますので、ぜひ参考にして体の内側からキレイを目指してください。
春が旬の美容に良い食べ物5選!
春が旬の美容に良い食べ物のうち、おすすめを5つピックアップしてご紹介します。
いちご
そのまま食べても、お菓子としてアレンジしても美味しい「いちご」は、みなさんもご存知のとおり春が旬です。
いちごにはカリウムやカルシウム、鉄分、ビタミンC、ポリフェノールの一種であるアントシアニンなどが含まれています。
ビタミンCと言えば美容に欠かせない栄養素の一つ。ビタミンCはコラーゲンの生成をサポートする効果や、メラニンの生成を予防する効果が期待できます。
肌の弾力アップし美肌に導いてくれるだけでなく、鉄分も含まれているため貧血予防にも良い食べ物です。
菜の花
菜の花も春が旬で代表的な食べ物です。独特の苦味を感じるのは「ケンフェロール」という成分が入っているから。
ケンフェロールには老廃物の排出を促進させたり、代謝を促進させて脂肪を燃焼しやすくさせたりする効果があります。つまり、むくみ改善やダイエット促進効果が期待できる食材ということです。
その他にも、貧血予防やデトックスの効果が期待できる「イソチオシアネート」や、肌のくすみを気になりにくくしてくれるビタミンCなども豊富に含まれています。
ニラ
ニラは鍋料理に入れることが多いため、冬が旬のような気がしますが実は春です。ニラには貧血予防に良い鉄分や、老廃物の排出を促進させるカリウムなどが含まれています。
さらにビタミンB1、カルシウム、マグネシウム、アリシンなども配合されており、むくみ改善や代謝アップ効果が期待できる食材です。
たけのこ
煮物に入れたり炊き込みご飯に入れたりと和食と相性の良いたけのこ。たけのこにはビタミンB1・B2・Eやカリウム、カルシウム、食物繊維、チロシンなどが含まれています。
食物繊維には腸内環境を整える効果があるため、便秘による吹き出物などの肌荒れを予防できるでしょう。
春キャベツ
秋に種をまき、春に収穫される春キャベツは、他の時期に収穫されたキャベツよりも葉と葉の間に隙間があり、ふんわりとしているのが特徴です。水分が多くて食感が柔らかなため、生で食べると普通のキャベツと春キャベツの違いがわかるでしょう。
春キャベツにはビタミンCや食物繊維、髪の健康には欠かせないイノシトールが含まれています。髪にツヤを与えたい、パサつきをなんとかしたい方におすすめの食べ物です。
ただし、ビタミンCとイノシトールは水溶性ビタミンなので、熱に弱いという特徴があります。熱を加えて食べるときは、茹で汁をスープにするなど飲める方法を選ぶのがポイントです。
美容に良い!春が旬の食べ物のおすすめの食べ方は?
食べ物は薬ではないので、食べてすぐに美容効果が得られるわけではありません。
そのため、一定期間食べ続ける必要がありますが、同じ食べ方だとどうしてもすぐに飽きてしまいます。
美容効果が得られるまで食べ続けるには、食べ方を工夫するのがコツ。ここからは春が旬の食材のおすすめの食べ方をいくつかご紹介するので、ぜひ参考にして美肌を手に入れてください、
いちごの食べ方
いちごを朝食として食べる場合、そのまま食べる以外に練乳をかけたり、潰して牛乳と混ぜたり、ヨーグルトにトッピングして食べるのがおすすめ。
他の食材とあわせてスムージーにするのも良いでしょう。ジャムしてパンに塗るだけでも、また違ったいちごの味を楽しめます。
間食やデザートとして食べるときは食べすぎに注意しましょう。糖分をとりすぎないよう、1回につき5個ぐらいが適量です。
菜の花の食べ方
菜の花は独特の苦味があるため、副菜として少量ずつ食べるのがおすすめ。王道の菜の花のおひたしの他、菜の花のごまマヨネーズ和えや、さっと茹でてお好みのドレッシングと合わせた菜の花サラダとして食べても良いです。
苦味が気にならないなら、卵と一緒に炒めて鶏ガラスープの素で味付けするとメインのおかずとして楽しめます。
ニラの食べ方
ニラは鍋類ならなんでも相性が良いです。春は気温が高い日もあるので、「鍋料理はちょっと・・・」と感じるときは、ニラ玉もおすすめ。副菜としてはおひたしやナムルとして食べるとニラの風味を味わえます。
たけのこの食べ方
たけのこを副菜として食べるなら、おひたしや水煮の炒め物、ネギ味噌がけなどは、たけのこの食感と旬ならではの風味を味わえます。
メインのおかずとしては煮物やたけのこご飯、八宝菜やチンジャオロースーなど中華で楽しむのもおすすめです。
春キャベツの食べ方
春キャベツは柔らかい食感と甘味が特徴なので、そのまま千切りにして食べたり、コールスローサラダとして食べると良いでしょう。朝食や昼食なら、卵サンドに混ぜるのもアリ。
その他、味噌汁やロールキャベツ、鍋料理、ミネストローネなら、茹で汁を一緒に食べられるのでビタミンCとイノシトールを摂取できます。
春が旬の食べ物で美容に力を入れるときの注意点は?
春が旬の食べ物が美容に良いからと言って食べすぎると、肌荒れや体重増加につながるので適量を心がけましょう。
旬のものだけでなく他の食材も取り入れ、栄養バランスを考えるのも忘れてはいけません。先程もお伝えしたとおり同じ食べ方では飽きてしまうため、おすすめの食べ方を参考に、ぜひいろいろな食べ方を試してみてください。
まとめ
春が旬の食材のうち、いちご・菜の花・ニラ・たけのこ・春キャベツは、美容に良い効果をもたらす成分が豊富なのでぜひ積極的に食べて欲しいものです。
スキンケアも大事ですが、食べ物を工夫して体の内側からキレイを目指すことも忘れないようにしましょう。