「ストレスが溜まりすぎて何も手につかない」「イライラして過ごす毎日から脱出したい」と、このように感じている人はいませんか?
ストレスは溜めていても何もいいことはありません。毎日こまめに解消したほうが、心だけでなく体にもいい影響を与えます。
とは言え、ストレスを解消するために、遊びに行ったりゆっくりと休日を楽しんだりする余裕がない人もいるでしょう。
そんな人には「バスタイムでできるストレス解消法」を試すのがおすすめ。バスタイムならいつものルーティンの一つですから、忙しい人でもトライしやすいはず。
お気に入りの解消法を見つけてイライラから開放されましょう。
イライラをそのままにしておくと体調不良につながることも!
ストレスによるイライラをそのままにすると、気持ちが落ち着かなくなる、ものごとに集中しにくくなるなどの問題が起こりますが、実はそれだけではありません。
人間がストレスを感じると「交感神経」が優位になります。通常は昼に交感神経が、夜には副交感神経が活発になるのですが、イライラが続いたままだと交感神経が優位な時間が増えてしまうのです。
その結果、自律神経が乱れて頭痛やめまい、肩こり、動悸などの症状が出る場合もあります。ストレスは体調にもよくない影響を与えてしまうので、溜まらないようこまめに発散しましょう。
イライラを感じたらバスタイムでストレスを解消しよう!
そもそも入浴にはリラックス効果があるため、交感神経が優位になった状態から副交感神経が優位な状態へと変えてくれます。
さらにこれから紹介する5つの方法を取り入れれば、心が落ち着き、ストレスが解消されやすくなるので、できるものから始めてみましょう。
ぬるめのお湯に入る
42度以上の熱いお湯に入ると心拍数が上がります。ドキドキした状態が長く続くと、せっかく副交感神経が優位になりかけたのに、交感神経が優位になってしまうので注意が必要。
ストレス解消につなげるには、副交感神経が優位になりやすい「ぬるめのお湯」に入るのがおすすめです。適温は夏なら38度前後、冬なら40度前後。
ただし熱い、ぬるいの感じ方には個人差があるので、38〜40度の範囲内でちょうどいいと感じる温度に調節しましょう。
入浴剤やアロマオイル、精油を入れる
香りには気持ちをリラックスをさせて、ストレスを解消する効果があります。
バスタイムで取り入れられる香りのアイテムには「入浴剤」「アロマオイル」「精油」があるので、心地よいと感じる香りのものを試してみてはいかがでしょうか。
ストレスを解消させたりイライラを鎮める作用のある香りは、
・オレンジやレモン、グレープフルーツなどの柑橘系
・草木やヒノキなどの樹木系
・バラやラベンダーなどのフローラル系
・レモングラスやカモミールなどのハーブ系
などです。
香りものを入れすぎると気分が悪くなったり頭痛を起こしたりするので、ほんのり香るくらいにとどめておきましょう。
体をマッサージする
イライラしているときは、気持ちだけでなく体も緊張しています。
気づかないうちに肩こりや首こり、足のむくみなどの症状が出ている場合もあるので、バスタイムのときに優しくほぐしてあげましょう。そのまま放置すると不調につながり、さらにイライラは増します。
ストレス解消のためのマッサージは、「どこを何分、どのようにやる」とあえて決めないほうが効果的。ルールを決めてしまうと「やならきゃ」という気持ちが先立ってしまい、心からリラックスできません。
疲れていると感じる部分を、気持ちいいと感じる強さで「なんとなく」マッサージするだけでもストレス解消になります。
映画や本などを楽しむ
バスタイムで映画を観たり本を読んだりするのも、ストレス解消につながるのでおすすめ。
スマホを持ち込み、気になっていた映画を観たり、お気に入りの作家の本を読んで世界観にひたれば、イライラしていた気持ちはどこかに吹き飛んでしまうでしょう。
映画や本を楽しむときは、くれぐれものぼせに注意。長い時間入浴をするときは、休憩したりお水を持ち込んで適度に水分補給をしてください。
お気に入りのバスアイテムを使う
美容アイテムが好きな人には、お気に入りのバスアイテムを使ってバスタイムを楽しむストレス解消法がぴったりです。
たとえば、シャンプーやコンディショナー、ボディソープ、クレンジング、洗顔、ボディスクラブなど、いつも使っているアイテムから「とっておき」のものに変えてみませんか?
全てを特別なアイテムに変えるのは難しいでしょうから、どれか一つでもOK。気分が上がるアイテムを使えば、バスタイムがいつもより極上のものになるでしょう。
バスタイムでイライラを鎮めるだけでなくストレスをためない生活を送ろう
バスタイムでイライラを解消するだけでなく、できるだけストレスをためない生活を送ることも、心身ともに健康な状態をキープするには大事なことです。
ストレスを溜めない生活にするには、
・ウォーキングや軽いランニングなど適度な運動を続ける
・1日7〜8時間程度の睡眠をとる
・仕事や家事から離れて自分の時間を作る
・おいしいものを適量食べる
などがおすすめ。
ストレスによる体調不良が起きてからでは治すのに時間がかかる場合もあるので、溜めすぎないよう、日頃からこまめに発散しておきましょう。
まとめ
ストレスは気持ちをイライラさせるだけでなく、頭痛や肩こりなど体調不良にもつながるものです。
ストレスを発散するために十分な時間をとれない人でも、今回紹介したバスタイムでできるストレス解消法なら取り入れやすいはず。
バスタイムを楽しみながら心地よいものにして、イライラを抱えたままの憂鬱な日々から脱出しましょう。