季節の変わり目になると、「肌の乾燥がひどくなる」「かゆみが起きる」などの肌荒れに悩む方は少なくないはずです。
普段あまり肌荒れを起こさない方でも、季節が変化する時期になると肌のコンディションが悪くなる場合があります。
なぜ季節の変わり目は、肌質にかかわらず肌荒れを起こしやすいのでしょうか?
その理由と季節の変化による肌荒れを防ぐ方法を5つ紹介しますので、ゆらぎに負けない肌作りのための参考にしてください。
季節の変わり目に肌荒れが起こるのはなぜ?誰でも可能性はある!
季節の変わり目に肌荒れが起こる原因は、大きく分けて3つあります。いずれも誰でも影響を受ける可能性がある内容なので、人ごとだと思わずに原因を知っておきましょう。
原因1.急激な気温の変化
季節が移り変わるシーズンになると、急に寒くなったり、反対に急に暑くなったりします。急激な気温の変化は肌の保湿力を低下させてしまうため、肌が乾燥するといった悩みが出てくるのです。
さらに、肌が乾燥した状態が長く続くと、少しずつ肌のバリア機能が低下し、少しの刺激でも肌荒れを起こしやすくなります。
原因2.朝晩の気温差が激しい
季節の変わり目の時期は、日中だけでなく朝と夜の気温差も激しいのです。そのため、昼の気温に肌が慣れてきても、夜から朝にかけて急激に温度が変化するため、肌の保湿力とバリア機能は低下します。
原因3.春は花粉の影響も受ける
肌は冬から春にかけては気温差によるダメージだけでなく、花粉による影響も受けています。
スギ・ヒノキの花粉は1〜5月まで飛散するため、ダメージを受ける期間が長く、肌につくと自然には落ちにくいため、アレルギー症状を起こしやすいのです。
季節の変わり目の肌荒れは誰にでも起こる
季節の変わり目の肌荒れは、肌がゆらぎやすい敏感肌の方だけのトラブルと考えている方もいるかもしれません。
たしかに、肌が弱い方のほうが季節の影響を受けやすいのですが、気温差の影響は誰でも受けるものです。
敏感肌ではなくても、保湿力が足りていなければ肌荒れを起こす可能性はあるので、念入りにスキンケアを行う必要があります。
ゆらぎに負けない!季節の変わり目の肌荒れを防ぐ5つの方法
ゆらぎに負けない肌を作るには、季節の変わり目は普段とは違うスキンケアをプラスすることが大事です。
おすすめのケア方法を5つ紹介するので、ぜひ今日からスキンケアにプラスしてみてください。
1.朝晩のスキンケアをていねいに行う
季節の変わり目は肌のバリア機能が低くなっているので、朝晩のスキンケアを普段より「ていねい」に行って、必要以上に刺激を与えないようにしましょう。
スキンケア用品を塗るとき、メイクをオフするとき、洗顔をするときは、ゴシゴシこすらず、優しく肌に触れてください。
メイクをしたまま寝ると肌はメイクによる刺激を受け続けてしまうため、必ず落としてから寝るよう心がけましょう。
2.低刺激・高保湿のスキンケアアイテムを使う
ていねいにスキンケアを行っても季節の変わり目は肌荒れを起こしてしまうなら、スキンケアアイテムの見直しが必要かもしれません。
刺激が強いものではないのか、保湿力は足りているのか、一度肌を細かくチェックして考えてみましょう。
目で見ても肌の変化がわからないというときは、季節の変わり目は低刺激・高保湿のスキンケアアイテムに変えてみるのも一つの方法です。
3.花粉による影響なら帰宅後すぐに洗顔を
花粉が飛散する時期の肌荒れなら、できるだけ肌に花粉をつけないことと、ついた花粉を早めに落とすことが鍵です。
すっぴんで出かけるのを控え、日焼け止めだけでもいいので顔に何かを塗って、直接肌に花粉がつかないようにしましょう。
帰宅したら、なるべく早めにメイクオフ・洗顔を行って顔についた花粉を洗い流してください。洗顔後は肌の保湿ケアも忘れずに。
4.生活習慣を見直す
肌のバリア機能は生活習慣とも関係があります。たとえば、徹夜を続けてしまったり、ストレスが溜まっていたりすると、ふきでものができるなどの肌荒れにつながるのです。
ゆらぎやすい季節の変わり目の時期は、いつも以上に正しい生活習慣を心がけましょう。睡眠をしっかりとる、栄養バランスのとれたご飯を食べる、暴飲暴食をしないなど、生活習慣を見直してください。
食事においては、肌荒れにいい栄養素を積極的に摂るのも効果的です。アーモンドなどのナッツ類に含まれるビタミンEや、レモンなどの柑橘類に含まれるビタミンCなどは、肌荒れしやすい時期に積極的に摂りたい栄養素。食事やサプリメントなどで上手に摂取しましょう。
5.紫外線ケアに力を入れる
肌が弱っている季節の変わり目に多くの紫外線を浴びると、紫外線によるダメージとのダブルパンチで肌荒れが悪化する場合があります。
紫外線が強くなり始める春先から秋にかけては、スキンケアや花粉対策だけでなく、紫外線ケアにも力を入れましょう。
日焼け止めを塗る、UVカット効果のあるコスメを使う、日傘や帽子を使うなど、できる紫外線対策はすべてやるぐらいの気持ちで取り組むとよいです。
季節の変わり目に起こる肌荒れが治らないときはどうする?
季節の変わり目に起こる肌荒れに対してセルフケアを行ってもあまり症状がよくならないときは、皮膚科を受診するなど専門家に診てもらうことをおすすめします。
ふきでものや赤みを抑える市販薬を試すのも一つの方法ですが、こちらもしばらく試して症状が落ち着かないなら皮膚科を受診しましょう。
まとめ
季節の変わり目に起こる肌荒れの原因は、急激な気温の変化や朝晩の気温差です。
誰でも影響を受ける可能性がありますから、「私は大丈夫!」と思わず、できる対処はしておきましょう。
ゆらぎに負けない肌を作り上げ、肌荒れに悩まされない日々を手に入れましょう。