自宅で栽培したハーブを使って「おいしいハーブ茶を飲みたい!」と思っても、作った経験がなければどうすれば良いのかわかりませんよね。
間違った方法で作って失敗してしまい、大切に育てたハーブをムダにするのは誰でも避けたいはず。
そこで今回は、自宅で作ったハーブでお茶を楽しむ方法をご紹介します。あわせて保存方法や保存期間などもご紹介するので、ハーブ茶作り初心者の方はぜひ参考にしてください。
自宅で作ったハーブでお茶を楽しみたい!おすすめの作り方
収穫したハーブを水で洗い、お湯にしばらく浸すだけでもハーブの風味は楽しめますが、香り・味ともにやや物足りない仕上がりとなってしまいます。
実はハーブ茶を作るときには「ちょっとしたコツ」があり、このコツを知るだけで旨味と香りがグッとアップするのです。
生のハーブを使った作り方とともに、ドライハーブを使う方法も説明しますので、ぜひ参考にしておいしいハーブ茶を楽しんでください。
生のハーブを使ったお茶の作り方
- ハーブを水で洗い、キッチンペーパーで挟んで軽く水気を切る。
- ハーブを手のひらにのせ、完全に潰れてしまわないよう注意しながら、軽く手で押さえて潰す。
- ハーブをティーポットに入れてお湯を注ぐ。
- そのままフタをして5分放置して蒸らす。
- ティーポットを揺らしてからカップに注いで完成。
ドライハーブティーの作り方
- ハーブの葉と花弁だけを適量用意する。
- 水でていねいに洗い、キッチンペーパーで挟んで水気を取る。
- 耐熱皿にハーブを置き、電子レンジで加熱する。500Wで3分加熱し、一度状態を見てからさらに2分加熱。
- ハーブがパリパリになるよう、10秒ずつ追加加熱する。電子レンジによって熱の伝わり方に差があるため、焦げないようW数と秒数を調節する。
- パリパリになったら30分ほど自然乾燥させ、ハーブの水分を完全に飛ばす。
- ティーカップに乾燥したハーブを大さじ2杯入れ、熱湯を注ぐ。
- カップにフタをして5分蒸らせば完成。
初心者でもおいしいハーブ茶にするためのコツは?
自家製ハーブ茶初心者でもおいしく作るためには、作り方以外にもいくつか注意するポイントがありますのでご紹介します。
ハーブのどこを使うかに注目
まず、ハーブのどこを使うかに注目してください。花が咲くハーブは、茎を少なめにして葉や花弁を多めにすると香りが高いハーブティーに仕上がります。花が咲かないハーブは、茎よりも葉の量を多めにしてみましょう。
ハーブ茶を作る量に注意
次に作る量です。ハーブ茶をたくさん飲みたいと思うと、お湯を入れる前の状態のハーブをまとめてたくさん作っておきたいと思うかもしれません。しかし、ハーブはつみたてが一番香りが高いので、1〜2杯分程度の量にしておき、飲む直前に作ったほうがおいしく仕上がります。
ブレンドする場合は3種類程度がおすすめ
最後にブレンドする場合です。一つのハーブだけを使ったお茶に飲み慣れてくると、何種類かのハーブを混ぜてみたいと思うでしょう。しかし、ハーブは緑茶よりも香りが強いため、混ぜすぎると香りが強すぎて味の邪魔をしてしまいます。
初心者は3種類程度から始めると、失敗せずおいしいハーブブレンド茶ができあがるでしょう。おすすめは香り・味がはっきりしているレモングラス、ペパーミント、ハーブから1〜2種類、ブレンドしやすいローズヒップ、マリーゴールド、ステビアから1〜2種類選ぶ方法。この中から選べば、まとまりのある香り・味に仕上がるはずです。
ハーブで作ったお茶はどれぐらいもつ?保存方法は?
自家製のハーブで作ったお茶は保存料が入っておらず日持ちしないので、作ったその日に飲み切るのが基本です。飲み残してしまい一時的に保存する場合は、常温ではなく冷蔵庫で保存しましょう。
ハーブが飲みたいときにその都度入れるほうがフレッシュな味が楽しめるので、作り置きはしないほうが良いです。
どんな種類のハーブを選べばおいしいお茶ができあがる?
では最後に、どのハーブでお茶を作れば良いのか迷ってしまう方のために、人気のハーブをいくつかご紹介しますので、ぜひ選ぶときの参考にしてください。
お茶として使うのに人気のハーブ
- すっきりとした味わいが楽しめるペパーミント
- スパイシーな味わいが刺激的なローズマリー
- 優しい甘味が特徴のバジル
- 癖がなくて飲みやすいレモングラス
- りんごのような香りのジャーマンカモミール
- ほんのりミントが香るレモンバーム
まとめ
自家製ハーブを使ってお茶を作る場合、ちょっとしたコツを知っておくだけで、ただいれるよりもグッと旨味がアップします。
生のハーブだけでなくドライハーブでもお茶を楽しめ、ドライハーブは乾燥剤を入れておくことでしばらく保存が可能です。
もしブレンドをしてお茶を作る場合は、香り・味が強いものとブレンドしやすいものを組み合わせると美味しく仕上がります。
作ったハーブ茶は保存できないため、作ったらすぐに飲むようにしましょう。オリジナルのハーブ茶を作れば、今までよりも楽しいティータイムになるはずです。