念入りにヘアケアを行っている人なら、すでに「ヘアオイル」は使った経験があるかもしれません。
しかし、もし「髪によさそうだから、とりあえず使っている」というなら、オイル系のものを使うと期待できる効果を一度正しく理解しておいたほうがよいでしょう。
なぜなら、髪質によってはヘアの悩みを解消するどころか、逆にますます悩みが増えてしまう可能性もあるからです。
今回はヘアオイルの効果と、美しい髪に近づけるための選び方を紹介します。
あわせて効果をアップさせる使い方も説明するので、クセのないサラサラなヘアを手に入れたい人はぜひ参考にしてください。
そもそもヘアオイルって何?髪にどんないい効果を与えてくれるの?
ヘアオイルとはヘアケアアイテムの一つで、オイル状になっているものを指します。ヘアケアアイテムの中でも保湿力が高いので、髪のパサツキが気になる人におすすめです。反対に、ボリュームの少なさやベタつきに悩む人が使うと、べったりしすぎてしまう場合があるので注意。
このアイテムは入浴のときに使う「インバスタイプ」と、ドライヤーをあてる前後に使う「アウトバスタイプ」のほかに、スタイリング剤として使えるものもあります。
ヘアオイルが髪に与える効果は、
・うるおいを与える
・自然なツヤを与える
・ドライヤーの熱から守る
などがありますので、うるおいやツヤが不足している人、ドライヤーの熱によって髪が傷みやすい人はこのタイプでケアをするとよいでしょう。
中には香りつきのものもありますので、リラックス効果が得られるのもよいところです。
美髪を手に入れるために!ヘアオイルの選び方を知っておいて
ひとくちにヘアオイルといっても、先ほど説明したようにアウトバスタイプなど3種類ありますから、どれを選べばいいのか迷う人もいるはず。
オイル系のアイテムによるヘアケアは、毎日コツコツと行うことで理想の髪へと近づくものです。使い続けるには「自分に合ったアイテム」を選ぶ必要があるので、選ぶ時のポイントを4つ説明します。
1.タイプ別で選ぶ
ヘアオイルのタイプを選ぶときは、
・インバスタイプ・・・シャンプーのついでにケアをしたい
・アウトバスタイプ・・・ドライヤーの熱からヘアを守りたい
・スタイリング剤タイプ・・・セットするときにパサツキをおさえたい
こちらを基準にしてみてください。
インバスタイプとアウトバスタイプは両方使うと、髪が保湿されすぎてペタっとなってしまう可能性がありますので、どちらか一つだけを選ぶことをおすすめします。
スタイリング剤タイプは髪をセットしやすくするというのがメインの効果なので、インバスタイプ、アウトバスタイプと一緒に使ってもかまいません。
2.香りで選ぶ
オイル系のヘアアイテムでリラックス効果も得たいのなら、香りにもこだわりましょう。
香りを選ぶときのポイントは、
・「心地よい」と感じる香りを選ぶ
・スタイリング剤や香水と混ざらないようにする
この2つです。
香りは香水ほど強くはありませんが、アイテムによっては1日中香りが残る場合もあります。
「香りがキツい」「ずっとかいでいると気分が悪くなる」と感じる香りを選ぶと、日常生活に支障が出てしまうかもしれません。ほかのスタイリング剤や香水の香りと混ざってしまうと、嫌な香りに変わってしまう場合もあります。
できれば事前に香りをチェックして、1日中楽しめるような素敵な香りのものを見つけてくださいね。
3.植物性か鉱物性かで選ぶ
ヘアオイルは植物から抽出されたオイルが主成分となっている「植物性」と、鉱物油が主成分となっている「鉱物性」の2種類にわけられます。
鉱物油というと「髪や頭皮によくない影響があるのでは?」と思うかもしれませんが、不純物をできるだけ取り除いた鉱物油を使っているので、ひどい肌荒れを起こすことはありません。
植物性はツヤのあるヘアを目指したい人に、鉱物性はドライヤーの熱や紫外線、ヘアカラーなどのダメージから髪を守りたい人におすすめ。自分が重要視する効果で植物性か鉱物性かを選ぶと、満足のいく仕上がりになるでしょう。
4.髪質で選ぶ
ヘアオイルはアイテムによってとろみが強かったり、比較的さっぱりしていたりとテクスチャが違います。
どのテクスチャが合うかは髪質によって変わるので、以下にまとめたものを参考にして、自分の髪に合うテクスチャのものを見つけましょう。
・量が少ない、1本が細い・・・軽くてサラッとしたテクスチャのアイテム
・量が多い、1本が太い・・・しっとりとしたテクスチャのヘアイテム
ただし、髪は季節やその日のコンディションによっても変わるものです。状態にあわせて最適なヘアオイルを使えるよう、軽いテクスチャのものとしっとりめのテクスチャのものの2つを用意しておくとよいかもしれませんね。
ヘアオイルの効果をアップさせるヘアケア方法!
憧れのサラサラな髪に近づけるには、オイルをただ塗るのではなく、正しい使い方と効果をアップさせる使い方の両方を取り入れることが大切です。
まずはアイテムを使うタイミングと、使う量は正しいかどうかを確認しましょう。タイミングや量が間違っていると、ベタつきやパサつきの原因になります。正しい使い方は商品のパッケージなどに書かれているので、必ずチェックしておいてください。
ヘアオイルを髪に塗るときは、直接髪や頭皮につけるのではなく、まずは両手にのせます。手になじませたあと髪を両手ではさみ、こすりあわせるようにして塗りましょう。
パサツキやダメージが出やすい毛先を中心に塗るのがコツ。ベタつきを防ぐために、前髪や頭のてっぺんに塗るのは避けましょう。
時間に余裕があるときは、パックをするのもおすすめ。ヘアパックは頭皮にも塗るため、必ず植物性のものを使ってください。やり方は以下のとおりです。
ヘアオイルを使ったスペシャルヘアパックのやり方
1.乾いた髪と頭皮にヘアオイルを塗ります。
2.両手の指を使って、頭皮を揉むようにマッサージしましょう。
3.蒸しタオルを髪に巻き、15〜20分ほど放置します。
4.いつもどおりシャンプーをしてヘアパックの完了です。スペシャルケアなので、週に1〜2回の頻度でOK。
まとめ
ヘアオイルは髪のパサツキが気になる人や、ドライヤーの熱から髪を守りたい人におすすめのヘアケアアイテムです。
正しい使い方を知り、効果をアップさせる方法も取り入れれば、周りの人に褒められるような美しいヘア近づくはず。
自分の髪質に合ったアイテムを見つけて、サラサラでツヤのあるヘアを手に入れましょう。