季節の変わり目は、体調の変化だけでなくお肌の調子も揺らぎやすいタイミング。
そして梅雨の季節である6月は、肌がベタついてきたりインナードライになりやすかったりと、実はいつもよりもスキンケア対策が必要になる時期でもあります。
本記事では、そんな梅雨の季節に適したスキンケア方法をご紹介。
「そういえば、梅雨になると肌の調子がイマイチだな…」と感じている方はぜひ参考にしてみてください。
梅雨も肌の紫外線対策は必要?
梅雨になる6月は、雨の日が多く、曇り空が続く季節。
曇っていると太陽が見えないために「日焼け止め塗らなくても大丈夫そう」と紫外線対策を怠ってしまう方も多いのではないでしょうか。
しかし、6月の紫外線量は、1年の中でも多くなる季節なのをご存知でしょうか?
夏の7月〜8月に降り注ぐ紫外線の量の次に、もしくは同じぐらい強い紫外線が降り注ぐそうです。
紫外線は、シミやしわの原因になったり、肌のバリア機能が低下してくすんだり肌荒れを起こす原因になります。
曇りや雨の日が多くても、肌トラブルを回避するためには紫外線対策が必要なのです。
実は乾燥しているかも?梅雨だからと油断は禁物!
梅雨は雨の日が続き、湿度も高くなるため肌がベタついているように感じることが多くなります。ベタついていると、なんとなく肌が保湿されているように感じますよね。
しかし、じめじめした室内を快適にするために除湿やクーラーをかけ始める梅雨の季節は、実はインナードライになりやすいのです。
インナードライとは、皮膚の表面は油っぽいのに皮膚の内側である角層は乾燥している状態で、ごわついたり肌の一部がかさついていたりする肌のこと。
ですので、皮膚表面のベタついた感覚で判断し、乾燥しているにもかかわらず保湿を怠ってしまうのはNGです。皮膚の内側の乾燥によって肌トラブルが起きてしまいます。
また、紫外線と同じように乾燥によっても肌のバリア機能が低下してしまうため、夏が来たらより肌にダメージを受けやすくなってしまうのです。
梅雨の季節に取り入れたいスキンケア方法
では、肌トラブルが起きやすくなる梅雨に、積極的に取り入れたいスキンケア方法をご紹介していきます。
ベタつかずにしっかりと保湿してくれるアイテムでインナードライを防ぐ
先述したように、梅雨はお肌がインナードライになりやすいため、保湿はいつもより念入りにしましょう。
保湿力もあり、かつベタつきが少ないスキンケアアイテムを取り入れることで、梅雨でも不快感を感じずにしっかりとした保湿ケアができます。
「湿度が高いから」「きっと保湿のしすぎになるから」と、乳液やクリームなど、水分に蓋をしてくれるアイテムも省かずに、いつも通り使用してください。
梅雨の時期でも、日中の乾燥に負けない肌づくりを意識してみましょう。
収れん化粧水で、毛穴を引き締める
梅雨の季節は、高温多湿な状況が続くため、毛穴も開きやすく皮脂分泌も盛んになります。
そこで、毛穴を引き締める効果が期待できる「収れん化粧水」を取り入れると効果的です。
開いた毛穴をキュッと引き締め、皮脂分泌のバランスを整えてくれます。
さっぱりとした使い心地も特徴で、梅雨の時期のベタッとした季節にはピッタリな化粧水です。
一般的にはアルコールが入っているものが多いので、敏感肌の方はアルコールフリーの商品を探してみるといいでしょう。
酵素洗顔やピーリングなどで週一回の黒ずみ毛穴対策をする
梅雨は高温多湿な気候が続き、皮脂分泌も徐々に増えてくるため、毛穴に溜まった皮脂が酸化し黒ずみ毛穴が発生しやすくなります。
毛穴の黒ずみが気になり始めたら、週一回の酵素洗顔、ピーリングをする日を設け、ターンオーバーを促しましょう。
しかし、酵素洗顔やピーリングなどは、毎日行うのはあまりおすすめできません。
やりすぎてしまうと、逆に肌のバリア機能を低下させてしまう可能性も。週に一回程度、気になったときに取り入れるのがおすすめです。
夏本番が来る前に本格的な紫外線ケアを始める
季節を問わず、朝のスキンケアは化粧水〜日焼け止めを塗るまでがワンセット。
メイクをしなくても部屋にいるときでも紫外線は浴びています。
ですので、毎日日焼け止めを塗るのはもちろんなのですが、梅雨に入ったら本格的な紫外線ケアをスタートさせましょう。
冬から春にかけてあまり紫外線対策をしていなかった方も、いつもよりこまめに日焼け止めを塗り直したり、汗や皮脂で流れにくい日焼け止めに切り替えたりしてみてください。
梅雨の時期から意識して紫外線対策をすれば、肌へのダメージを最小限に抑えられます。
お肌が揺らぐ梅雨こそ、スキンケアを徹底しよう!
梅雨の時期を“スキンケアを見直すタイミング”と捉えていなかった方は、本記事を参考にご自身のお肌に適したスキンケアを取り入れてみてください。
いままでのスキンケアをすべて変える必要はありませんので、必要なアイテムを取り入れつつ、揺らぎがちな梅雨の時期のお肌に対応していくことが大切です。
本格的に暑くなってくる夏に向けてしっかりと肌の土台を整えて、紫外線や汗、皮脂に負けない肌を目指しましょう。