梅雨時期になると気分が億劫になりますよね。そんな憂鬱な気分を吹き飛ばして、心を爽やかにしてくれるのが「紫陽花」です。日本全国には紫陽花がたくさん植えているお寺があり、風情のある雰囲気が楽しめるのです。そこで今回は、全国にある「紫陽花寺」をご紹介します。
有珠善光寺(北海道)
有珠善光寺は826年に開基し、昭和49年には国指定史跡として認定されたお寺です。境内には紫陽花が色鮮やかに咲き誇っており、約1000株のインパクト抜群のお花が楽しめます。
カラフルな紫陽花が咲き誇っているので、歩くだけでも楽しめるでしょう。
また、樹齢およそ330年の北海道記念保護樹木に指定されている大銀杏もあるので、見逃せないポイント!
資福寺(宮城県)
資福寺には1200株の紫陽花が植えられており、その景色は圧巻です。山道の両脇にたくさんの紫陽花が植えられているので、まるでお出迎えされているような気分が味わえます。
6月末になれば、小書院にお抹茶の席が用意されるのが特徴です。お抹茶を嗜みながら咲き誇る紫陽花を楽しめるので、至極の時間を過ごせますよ。
ただ、お抹茶が飲めるのは6月末の期間限定なので注意してください。
明月院(神奈川県)
明月院には生観世音菩薩が祀られている本堂や、鎌倉エリアで最大級と言われるやぐらもある壮大なお寺です。なんと境内全域が国の史跡に指定されているほど。
明月院にはヒメアジサイと呼ばれている大型の紫陽花や大きな蕾が特徴のタマアジサイも植えられています。その鮮やかな色は「明月院ブルー」と呼ばれており、多くの観客が訪れています。
明月院には紫陽花だけではなく四季折々のお花も満開なので、その絶景に圧巻されるでしょう。
能護寺(埼玉県)
能護寺には約50種類800株の紫陽花が植えられているのが特徴です。いろいろな種類や色の紫陽花が見られるので、心も華やかに彩ってくれるでしょう。
お寺全体に紫陽花が咲いているわけではなく、お寺の一角にたくさん咲き誇っているのが特徴です。毎年観光客が多く訪れており、人気の観光スポットとなっています。
紫陽花がグラデーションのようになっているその見た目はとても華やかで、神秘的な絶景を楽しめるでしょう。
三室戸寺(京都府)
三室戸寺は1200年以上もの歴史があり、由緒あるお寺の1つです。山門付近には「あじさい園」があります。あじさい園には西洋アジサイ、額あじさい、柏葉アジサイなどの種類豊富な紫陽花が咲き誇っています。
中でも注目してほしいのが、幻の紫陽花と言われている七段花です。思わず心が奪われるその華やかな見た目は、SNS映え抜群ですよ。
さらに、三室戸寺には50種類10,000株もの紫陽花が植えられています。どこを見ても紫陽花が咲き誇る姿は、芸術品のように美しいでしょう。
まさに「紫陽花寺」にふさわしい絶景が楽しめます。
千光寺(福岡県)
千光寺には県指定の文化財である梵鐘があり、その他にもたくさんの名所があります。千光寺には約50種7000株の紫陽花が植えられています。
咲き誇る紫陽花を見られるだけではなく、開花時期に合わせて「あじさいまつり」が行われているのも魅力的です。賑やかな雰囲気の中でたくさんの紫陽花が見られるので、憂鬱な気分も吹き飛ばしてくれるでしょう。
ちなみに、隠れたお地蔵さんがいるので、ぜひ探してみてください。紫陽花の中に隠れるようにたたずむお地蔵さんを見つけられたら、なんだかいいことが起こりそうな予感がしますね!
鮮やかな紫陽花でリフレッシュしてみてはいかが?
水色やピンク、白、黄色などカラフルに咲き誇る紫陽花たち。華やかに咲き誇る紫陽花を見れば、きっと心を癒してくれるでしょう。また、紫陽花だけではなく荘厳なお寺もダブルで楽しめます。梅雨時期は憂鬱な気分になって、気分も下がりがちです。しかし、鮮やかに咲き誇る紫陽花を見れば、憂鬱な梅雨時期も快適に乗り越えられるでしょう。