肌や筋力、体の動きなどさまざまな部分で感じる「老化」。実は老化は髪にも起こるということはご存知でしたでしょうか?
髪の老化は目に見えた変化が起こりにくいだけでなく、ヘアカラーなどによる傷みと区別がつきにくいため、老化に気づかない人も少なくありません。
今回は髪がなぜ老化するのか、また、アンチエイジングが期待できるおすすめのヘアケアには何があるのかなどについてご紹介していきます。
髪はなぜ老化する?どんな症状が老け髪のサイン?
ではまず、なぜ髪は老化するのか、どんな症状が老け髪のサインなのかをご紹介します。
思い当たる症状がないか確認してみましょう。
髪の老化は「加齢」が原因
髪の老化の症状は20代後半から徐々にあらわれはじめ、40代ぐらいから顕著になってきます。老化の原因は「加齢」ですから、残念ながら誰にでも起こる可能性があるのです。
ただし、喫煙やストレスにより血行が悪くなることも老化の原因の一つなので、人によって髪の老化が進むスピードは異なります。
40代以降から薄毛や髪のパサつきを感じはじめる
40代以降になると、加齢によって女性ホルモンが減少し、白髪ができたり薄毛になったりなどの症状を感じはじめます。
そのほか、髪1本が細くなる、全体的に髪のボリュームがダウンする、毛先がパサつくなどが、髪の老化によって起こりやすい症状です。
髪の老化の症状はヘアカラーなどによる傷みと見分けがつきにくいですが、
- 40代以降から症状がひどくなった
- 20〜30代のころと同じケアでは改善されない
- ヘアカラー、ブリーチ、白髪染め、ヘアアイロンを使っていないのに傷む
これらに当てはまる場合は、髪の老化が原因の可能性が高いでしょう。
アンチエイジングが期待できるおすすめのヘアケア4選
残念ながら髪の老化を止めることはできませんが、老化のスピードを「ゆるやか」にすることは可能です。
ここからは髪の老化を加速させないために、アンチエンジングが期待できるおすすめのヘアケアをご紹介していきます。
ヒト幹細胞エキス配合のヘアケアアイテムを使う
「ヒト幹細胞エキス」は育毛効果が期待できる成分なので、老化による薄毛や髪がボリュームダウンして見える症状の改善をサポートしてくれます。
ヒト幹細胞エキスには多数の成長因子が含まれており、この成長因子はクリニックでのAGA治療にも応用されているものです。
ヘアケアアイテムを選ぶときは、ヒト幹細胞エキス配合の商品を選ぶと、アンチエンジング効果が期待できます。
ヘアオイルでパサついた毛先に潤いを与える
すでに髪の老化によって毛先が乾燥してパサパサになっているなら、ヘアオイルを使って毛先に潤いを与えましょう。
ヘアオイルに含まれるオイル成分が毛先に浸透すると、パサつきが気にならなくなり、若々しい見た目の髪になります。
ヘアオイルは濡れた髪に使うタイプと乾いた髪に使うタイプの2種類ありますが、どちらか一方より併用がおすすめ。
ドライヤーをかける前、タオルドライ後の髪にヘアオイルを塗ると、毛先が乾燥しすぎないので適度に潤いをキープできます。
おでかけ前、乾いた髪にヘアオイルを塗ると、空気や摩擦による乾燥を防げるため、ぜひ2タイプのヘアオイルを使い分けてみてください。
ドライヤーの使い方、シャンプーのやり方を見直す
ドライヤーやシャンプーは適当に行うと髪のパサつきは悪化し、老化の症状はますますひどくなります。
アンチエイジングを行うなら、普段のドライヤーの使い方やシャンプーのやり方も見直しておきましょう。
ドライヤーは髪の表面が乾燥しすぎてパサつくのを防ぐために、内側から風を当ててください。さらに内側から風を当てると髪1本1本が立ち上がり、ボリュームアップして見えます。
シャンプーのときは爪を立てたり力強くこすったりすると、頭皮を傷つけて髪の成長を妨げるので注意。指の腹を使い、やさしく汚れを落とすよう心がけましょう。
エイジングケア用のシャンプーを使う
シャンプーはダメージケア用、敏感肌用などさまざまなタイプがありますが、エイジングケア用のものもあります。
エイジングケアに特化したシャンプーには、先程ご紹介したヒト幹細胞エキスをはじめとする、髪の老化の原因や症状にアプローチしてくれる成分が配合されているのです。
毎日使うシャンプーを変えると、いつもどおりのケアで済むので最も手軽なエイジングケアかもしれません。
髪のアンチエイジングが期待できるインナーケアもおすすめ
髪のアンチエイジングが期待できる方法は、ヘアケア以外にインナーケアもあります。
たとえば、女性ホルモンの減少によって起こる白髪や薄毛に対しては、女性ホルモンと似た働きをする「大豆イソフラボン」を摂取すると良いです。
大豆イソフラボンは味噌や豆腐、豆乳などの大豆製品に多く含まれています。食品では補いきれないなら、大豆イソフラボンのサプリメントを利用しても良いでしょう。
そのほか、アミノ酸などの髪を育てる働きがある栄養素も積極的に摂取してください。アミノ酸はかつおや牛肉、まぐろ、鶏肉などのたんぱく質の中に多く含まれています。
まとめ
髪の老化の症状はダメージによる傷みに似ているので、老化が進んでいることに気づかない人もいます。
老化が進むと髪はどんどん老けた印象に見えてしまうため、20代後半からエイジングケアを意識しはじめ、30代に入ったら本格的にケアをしていきましょう。