頭皮のニオイや髪に悩んでいるなら、ヘアケアだけでなく頭皮ケアも行うことをおすすめします。
「ヘアケアだけでも手一杯なのに・・・頭皮ケアまでやる時間がない」と思う方でも大丈夫。頭皮ケアには「シャンプーのついで」にできるものもあります。
今回はシャンプーのついでにできる頭皮ケアのやり方と、頭皮ケアをやらないと起こる可能性があるトラブルについて説明しましょう。
頭皮ケアをやらないとどんなトラブルが起こる?
頭皮ケアと髪のケアは別ものなので、頭皮ケアを行わないと、さまざまな頭皮のトラブルにつながります。
頭皮には、シャンプーの残りカスだけでなく、毛穴から出た皮脂も存在しているのです。これらがしっかりと落とされていないと、フケやかゆみの原因になります。
頭皮ケアをせず汚れや皮脂がたまったままになると、頭皮の毛穴が炎症を起こし、ニキビができることも。さらに皮脂の蓄積はニオイやベタつきにもつながります。
また、頭皮は髪を作り出す「土台」のようなものですから、トラブルを起こしていると健康的な髪を作り出せなくなってしまうのです。その結果、髪のパサつきやツヤの低下にもつながるので、髪だけでなく頭皮ケアにも力を入れる必要があります。
そもそも頭皮に汚れが溜まるのはなぜ?
ではここで、毎日シャンプーをしていても、頭皮に汚れが溜まってしまうのはなぜなのか説明しましょう。
頭皮をはじめとする体からは皮脂が分泌されますが、古くなりシャンプーのときに落ち切れていないと、ベタつきやニオイの原因につながります。
顔と同じように頭皮にも古い角質が存在しており、シャンプーだけでは落とし切れないと、ニオイだけでなくかゆみも起こってしまうのです。そのほか、外出時にはホコリや花粉などが付着することも。
このように、頭皮のトラブルの多くはシャンプーやコンディショナーのすすぎ残しや、シャンプー時に皮脂などを落とし切れていないこと関係しています。
そのため、正しい方法でのシャンプーにプラスして、頭皮ケアで頭皮が清潔な状態をキープすれば、頭皮のトラブルを回避できるということです。頭皮が健康的になれば、髪のパサつきやツヤの低下を防いで美髪にも導けます。
シャンプーのついでにできるおすすめの頭皮ケア!
頭皮ケアというと美容院へ通ったり、家で手間をかけてケアしないといけないと思うかもしれません。
しかし、実は普段行っているシャンプーの「ついで」にできる頭皮ケアもあります。
シャンプーの方法が間違っていると、せっかくの頭皮ケアも台無しになってしまうため、正しいシャンプー方法とともに、頭皮ケアのやり方を説明しましょう。
正しいシャンプーのやり方
まずは正しいシャンプーのやり方を説明します。シャンプー時に行う頭皮マッサージのやり方は後ほど詳しくご紹介しましょう。
- まず、シャンプー前、髪が乾いた状態でブラッシングを行い、ホコリを落として髪の絡まりをといておきます。
- お湯で髪と頭皮をしっかり濡らし、軽く汚れを落としましょう。
- シャンプーを手のひらにとり、水を混ぜながら軽く泡立てます。頭皮に直接シャンプーをつけると、すすぎ残したり頭皮に刺激を与えたりする可能性があるので控えてください。
- 手のひらで泡立てたら、毛先から頭頂部にかけて泡を移動させます。
- 「毛先→えりあし → 後頭部→ 側頭部→ 頭頂部→ 前頭部→ 生え際」の順に洗っていきます。爪を立てないよう指の腹を使い、頭皮が少し浮く程度の力でこすりましょう。
- 頭皮マッサージを行う。
- シャワーを当ててシャンプーをすすぎます。このとき、シャワーは下から上へ、毛流れに逆らうようにして当てると、髪・頭皮のすすぎ残しを防げます。
- コンディショナーやトリートメントを塗り、洗い流しましょう。
頭皮マッサージのやり方
頭皮マッサージのやり方は以下のとおりです。
- 頭皮全体を指の腹全体で10秒ほど押します。
- えり足から後頭部、頭頂部に向かって指の位置をずらしながら5回にわけて指圧します。指を移動させるときは滑らせず、指の腹で頭皮を持ち上げるイメージで、1箇所あたり3秒ほど指圧しましょう。
- 親指以外の4本の指を、側頭部に押し当てます。先程と同じように頭皮を持ち上げるイメージで3秒指圧しましょう。耳上から頭頂部に向かって、5回にわけて指圧します。
- 同じようにこめかみから頭頂部に向かって、5回にわけて指圧してください。
- 頭頂部とその付近を親指で数回やさしく指圧します。
- 最後に側頭部と両手のひらでプッシュして完了です。シャンプーをすすぎ、コンディショナーなどで髪を補修しましょう。
まとめ
頭皮にはホコリなどの汚れが付着するだけでなく、毛穴から分泌された皮脂も溜まっています。
シャンプーだけでは落としきれない場合もあるので、シャンプーのついでに頭皮マッサージを行いましょう。
頭皮の汚れを放置するとニオイやかゆみだけでなく、髪のツヤの低下にもつながります。シャンプーのやり方も見直しつつ、頭皮マッサージを続け、頭皮・髪ともに健康な状態をキープしましょう。